「ランタンってLEDとガスどっちがいいの?」キャンプ初心者がまず悩むポイントです。結論から言うと、それぞれに得意な場面があるので、使い分けるのがベストです。
LEDランタンは安全性と手軽さ、ガスランタンは雰囲気と光量が最大の魅力です。どちらか一方だけでなく、メインとサブを使い分ける方法を知っておくと、キャンプの夜がぐっと快適になります。
この記事ではLEDランタンとガスランタンの特徴を徹底比較し、シーン別の選び方やおすすめモデルを紹介していきます。テント内用、サイト全体用、テーブル用と、場面に合わせた選び方がわかるように解説しています。

LEDランタンとガスランタンの違いを徹底比較
| 比較項目 | LEDランタン | ガスランタン |
|---|---|---|
| 光源 | LED(電池・充電式) | ガス(OD缶・CB缶) |
| 明るさ | 100〜1,000ルーメン | 200〜3,000ルーメン(大型) |
| 雰囲気 | 均一な光。暖色モデルは雰囲気良い | 揺らぐ炎で雰囲気抜群 |
| 安全性 | 高い(熱を持たない・テント内OK) | 火気注意(テント内は原則NG) |
| ランニングコスト | 低い(充電式なら電気代のみ) | ガス缶の購入費が必要 |
| 連続使用時間 | 8〜100時間(モデルによる) | 4〜10時間(ガス缶1本) |
| メンテナンス | ほぼ不要 | マントル交換など手間あり |
初心者にはまずLEDランタンをおすすめします。安全で手軽、メンテナンスも不要なので、最初の一台として最適です。ガスランタンはキャンプに慣れてきてから、雰囲気を楽しむための「2台目」として導入するのが良い流れです。
ランタンの使い分け:3つの配置場所
キャンプサイトでランタンは「メイン」「テーブル」「テント内」の3か所に配置するのが基本です。
メインランタン(サイト全体を照らす)
ポールやランタンハンガーに吊るして、サイト全体を照らす役割です。光量が必要なので、1,000ルーメン以上のLEDランタンか、大型のガスランタンが適しています。虫を引き寄せる効果もあるので、リビングスペースから少し離した位置に設置するのがコツです。
テーブルランタン(食卓を照らす)
テーブルの上に置いて、料理や手元を照らします。明るすぎると眩しいので、200〜400ルーメン程度の落ち着いた光量がベスト。暖色系のLEDランタンやキャンドルランタンが食卓の雰囲気を良くしてくれます。
テント内ランタン(就寝準備用)
テント内ではLEDランタン一択です。ガスランタンはテント内での使用が危険なため、絶対に使わないでください。一酸化炭素中毒や火災の原因になります。テント内用は100〜200ルーメンのコンパクトなLEDランタンがあれば十分です。

LEDランタンのおすすめモデル
| モデル名 | 明るさ | 給電方式 | 連続使用 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ジェントス EX-109D | 1,000ルーメン | 単1電池×3 | 約11時間(Hi) | 4,000円前後 |
| ゴールゼロ ライトハウスマイクロ | 150ルーメン | USB充電 | 約7時間(Hi) | 5,000円前後 |
| バルミューダ ザ・ランタン | 195ルーメン | USB充電 | 約3〜50時間 | 16,000円前後 |
| レッドレンザー ML4 | 300ルーメン | USB充電+単3 | 約45時間(Low) | 5,000円前後 |
| コールマン バッテリーガード | 800ルーメン | 単1電池×4 | 約14時間(Hi) | 4,000円前後 |
メインランタンならジェントスのEX-109Dがコスパ最強です。1,000ルーメンの大光量で、サイト全体を明るく照らします。テーブル用や雰囲気重視なら、バルミューダのザ・ランタンがキャンドルのような揺らぎを再現して最高の雰囲気を作ってくれます。
ガスランタンのおすすめモデル
| モデル名 | 光量 | 燃料 | 連続使用 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| スノーピーク ギガパワーBFランタン | 170W相当 | OD缶 | 約7時間 | 12,000円前後 |
| SOTO レギュレーターランタン ST-260 | 150W相当 | CB缶 | 約4.5時間 | 6,000円前後 |
| コールマン ノーススター | 約3,000ルーメン | OD缶 | 約4〜8時間 | 10,000円前後 |
| ユニフレーム フォールディングガスランタン | 240W相当 | CB缶 | 約5時間 | 7,000円前後 |
ガスランタン初心者にはCB缶対応のSOTO ST-260が扱いやすいです。コンビニで買えるCB缶が使えるので、燃料の入手に困りません。OD缶モデルは寒冷地でも安定した火力を発揮しますが、燃料がアウトドアショップでしか手に入らないのがデメリットです。

ランタン選びで失敗しないための注意点
- ガスランタンはテント内で絶対に使わない(一酸化炭素中毒の危険)
- 電池式は予備電池を必ず持参する
- ガスランタンのマントルは予備を用意しておく(破れやすい)
- 虫が集まるので防虫対策と併用する
- 光量が強すぎると隣のサイトに迷惑になることがある
ガスランタンのマントルは非常に繊細で、移動中の振動で破れることがあります。コールマン公式サイトでもマントルの取り扱い方法が解説されていますので、初めてガスランタンを使う方は事前にチェックしておきましょう。
充電式LEDランタンの充電対策
充電式LEDランタンを使う場合、連泊キャンプでは充電切れが心配です。対策としてはモバイルバッテリーの持参が定番ですが、ポータブル電源を持っていれば複数のランタンをまとめて充電できます。
Jackeryなどのポータブル電源があれば、ランタンだけでなくスマホやカメラの充電もまかなえるので、連泊キャンプの心強い味方になります。ただし、ポータブル電源は重量があるのでオートキャンプ向きです。
よくある質問(FAQ)
Q. LEDランタンだけでキャンプは可能?
A. まったく問題ありません。最近のLEDランタンは性能が大幅に向上しており、メインランタンとして十分な光量があります。安全面でもLEDランタンだけで揃えるのはむしろ合理的な選択です。
Q. ルーメンの目安は?何ルーメンあれば十分?
A. メインランタンなら800〜1,000ルーメン以上、テーブルランタンなら200〜400ルーメン、テント内なら100〜200ルーメンが目安です。ルーメンだけでなく、光の広がり方(照射角度)も快適さに影響します。
Q. OD缶とCB缶の違いは?
A. OD缶(アウトドア缶)は寒冷地でも安定した火力を発揮しますが、アウトドアショップでしか買えません。CB缶(カセットボンベ)はコンビニやスーパーで手に入りますが、低温環境では火力が落ちることがあります。春〜秋のキャンプならCB缶で十分です。
Q. ランタンの虫対策はどうすればいい?
A. メインランタンをテントやタープから離して設置し、虫をそちらに集める方法が効果的です。テーブル用には暖色系のランタンを使うと、白色光より虫が寄りにくくなります。虫除けキャンドルとの併用もおすすめです。
Q. マントルって何?交換は難しい?
A. マントルはガスランタンの発光体で、繊維を編んだ袋状のパーツです。使用前に「空焼き」が必要で、灰状になった後にガスを点火すると明るく光ります。交換自体は簡単ですが、空焼き後のマントルは非常にもろく、衝撃で崩れるので慎重に扱ってください。
Q. ランタンは何個必要?
A. 最低2個、理想は3個です。メインランタン(サイト全体用)、テーブルランタン(手元用)、テント内ランタンの3つがあれば、キャンプサイトのどこにいても快適に過ごせます。CAMP HACKでもランタンの配置術が紹介されています。
まとめ:LEDとガスの使い分けがキャンプの夜を変える
- 初心者はまずLEDランタンから始めるのが安心
- テント内はLEDランタン一択(ガスは絶対NG)
- ガスランタンは雰囲気を楽しむ「2台目」として最適
- メイン・テーブル・テント内の3か所に配置するのが基本
- CB缶対応モデルなら燃料の入手が簡単
- 充電式LEDランタンはモバイルバッテリーとセットで持参
ランタンの灯りはキャンプの雰囲気を決める大事な要素です。LEDの実用性とガスの温かみ、どちらも魅力があります。自分のキャンプスタイルに合ったランタンを見つけて、最高の夜を過ごしてください。


