タープを購入したはいいものの、付属のポールが細くて風に弱い。あるいは、サブポールを追加したいけどどのサイズを買えばいいのか分からない。そんな悩みを持つキャンパーは多い。
タープポールは地味なアイテムだが、タープの安定性や使い勝手に直結する重要なパーツだ。太さ・高さ・素材の選び方を間違えると、風でタープが崩壊したり、快適なスペースが作れなかったりする。
この記事では、タープポールの選び方を高さ(長さ)と太さの観点から詳しく解説し、メインポールとサブポールの使い分けまでまとめていく。

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タープポールの役割
タープポールはタープを支える骨組みの役割を果たす。メインポールはタープ全体を支える柱で、サブポールはタープの端を持ち上げたり形を整えたりする補助的なポールだ。
ポールの高さ・太さ・素材によって、タープ下の空間の広さ、風への耐性、持ち運びやすさが変わってくる。
タープポールの高さ(長さ)の選び方
メインポールの高さの目安
メインポールの高さの基本は「身長+80〜100cm」程度。身長170cmの人なら、240〜270cm程度のポールを選ぶとちょうど良い高さになる。
- 180〜200cm:ロースタイルキャンプ向き。日差しを遮りやすく、風にも強い。圧迫感があるのがデメリット
- 200〜240cm:スタンダードな高さ。立ち上がっても頭がぶつからず、日陰も十分に確保できる
- 240〜280cm:ハイスタイルキャンプ向き。開放感があり、大人数でも快適。風の影響を受けやすくなる
ポールが高いほど開放感は増すが、日陰になるエリアはポールから離れるにつれて減っていく。また、高くなるほど風の影響を受けやすくなるので、天候との兼ね合いで高さを調整しよう。
サブポールの高さの目安
サブポールはメインポールより低い高さで使うのが一般的。メインポールが250cmなら、サブポールは180〜200cm程度が使いやすい。
サブポールの高さを変えることで、タープの形状をアレンジできる。低くすれば日陰が増え、高くすれば開放感が出る。状況に応じて使い分けよう。

タープポールの太さの選び方
メインポールの太さの目安
メインポールはタープ全体の重みを支えるため、十分な強度が必要だ。
- 直径19mm:軽量だが強度は低め。軽いタープ(小型ポリエステル)のサブポール向き
- 直径22mm:中型タープのメインポールとして使える。風が弱い日なら問題ないが、強風には不安が残る
- 直径25mm:多くのタープのメインポールとしてバランスの良い太さ。コスパと強度のバランスが良い
- 直径28mm以上:大型タープやTC素材など重いタープのメインポールに適している。強風にも耐えやすい
- 直径32mm以上:大型のレクタタープやグループキャンプ用。抜群の安定感があるが重い
迷ったらメインポールは直径25mm以上を選んでおけば、ほとんどのタープに対応できる。TC素材の重いタープを使う場合は28mm以上がおすすめだ。
サブポールの太さの目安
サブポールは補助的な役割なので、メインポールほどの太さは必要ない。直径16〜19mm程度あれば十分だ。軽くて持ち運びも楽なので、何本か余分に持っておくとアレンジの幅が広がる。
タープポールの素材の違い
アルミ
最も一般的な素材。軽量で錆びにくく、価格も手頃だ。強度はスチールに劣るが、直径25mm以上を選べば通常のキャンプでは十分な強度がある。コスパと軽さのバランスが良く、多くのキャンパーに選ばれている。
スチール(鉄)
強度はピカイチ。太さが同じでもアルミより頑丈で、強風にも耐えやすい。ただし重量がある(アルミの約2.5倍)ため、持ち運びが大変。車で移動するオートキャンプ向きだ。
カーボン
非常に軽くて強度も高い。登山やULキャンプで人気がある素材だが、価格はアルミの3〜5倍と高い。また、衝撃に弱く折れやすいのがデメリットだ。
ウッド(木製)
ナチュラルな見た目がおしゃれ。グランピングやこだわりのサイト作りに人気がある。強度はそこそこだが重く、水に弱いのでお手入れが必要。

伸縮式と連結式、どちらを選ぶ?
伸縮式(テレスコピック式)
複数の筒が入れ子状になっていて、スライドさせて長さを調整するタイプ。メリットは高さを自由に調整できること。デメリットは連結部分の強度がやや低く、使い続けるとガタつくことがあること。
連結式(ジョイント式)
短いポールをつないで使うタイプ。メリットは構造がシンプルで強度が高いこと。デメリットは高さ調整の自由度が低いこと(接続本数でしか変えられない)。
メインポールには強度の高い連結式、サブポールには調整しやすい伸縮式という使い分けがおすすめだ。
メインポールとサブポールの使い分け
- メインポール:太さ25mm以上、長さ240〜280cm程度。連結式でしっかりした強度のもの。タープの重量と風の力をメインで受け止める
- サブポール:太さ16〜19mm、長さ180〜200cm程度。伸縮式で高さ調整ができると便利。軽量なアルミ素材がベスト
ヘキサタープならメインポール2本あれば基本的に設営できるが、サブポールを2〜4本追加するとアレンジの幅が広がる。レクタタープの場合はサブポールが4〜6本必要になることもある。
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タープポール選びの失敗パターン
- メインポールが細すぎる:風でポールが曲がる・折れる。TC素材タープに19mmポールは危険
- 高すぎるポールを選ぶ:開放感は出るが風に弱く、日陰が減る。ペグの負荷も大きくなる
- 安さだけで選ぶ:極端に安いポールは接続部分が弱く、使用中に抜けたり折れたりすることがある
- 付属ポールをメインポールとして使い続ける:安価なタープの付属ポールは細くて強度が低いことが多い。早めにグレードアップしよう
ポールの先端パーツについて
ポールの先端には様々な形状がある。
- フラットタイプ:先端が平らで、タープのハトメ穴に差し込む。汎用性が高い
- プッシュピンタイプ:先端にピンが付いていて、タープの穴に固定する。風でずれにくい
- 3又タイプ:先端が三叉になっていて、ロープを引っ掛けやすい。ランタンハンガーとしても使える
先端がプッシュピンタイプのものを選ぶと、風でタープがポールから外れるリスクを減らせるのでおすすめだ。
タープポールの持ち運びと保管
持ち運び方
タープポールは長いので車載時にスペースを取りやすい。連結式なら分解してコンパクトにできるので、収納袋に入れて車の端に置こう。伸縮式は縮めた状態でも60cm程度の長さがあるので、車のラゲッジスペースと相談して選びたい。
保管のコツ
使用後はポールに付いた泥や砂を拭き取り、水分をしっかり乾かしてから収納袋に入れる。特にスチール製のポールは湿気で錆びやすいので、乾燥は徹底しよう。連結部分のジョイント部にはシリコンスプレーを吹いておくと、次回の組み立てがスムーズになる。
アルミ製のポールでも、接続部の金具がスチールになっている場合がある。この金具部分が錆びるとポールの着脱が硬くなるので、使用後の拭き取りは忘れずに行おう。
タープポールのDIYとカスタマイズ
既製品のポールに満足できない場合、ホームセンターで売っているアルミパイプを使ってDIYする方法もある。直径25mmのアルミパイプを好みの長さにカットし、先端パーツを取り付ければオリジナルのポールが完成する。
ただし、DIYポールは強度の保証がないため、メインポールよりもサブポール用として使う方が安全だ。メインポールはやはりアウトドアブランドの製品を使うことをおすすめする。
よくある質問(Q&A)
Q. タープポールの代用品はある?
木の枝をポールの代わりにするワイルドな方法もあるが、安定性に欠けるのでおすすめしない。100均の物干し竿やつっぱり棒で代用する人もいるが、強度が低いので風が吹くと折れる危険がある。専用のタープポールを用意するのが安心だ。
Q. タープポールは何本必要?
タープの形状による。ヘキサタープならメインポール2本が基本。サブポールを追加する場合は2〜4本。レクタタープならメインポール2本+サブポール4〜6本が目安だ。
Q. メインポールとサブポールは同じものでいい?
兼用もできるが、役割に合わせて太さと長さを使い分けた方が快適だ。メインポールは太く長いもの、サブポールは細く短いもの、と分けておくのがベスト。
Q. ポールの収納方法は?
連結式のポールは分解して専用の収納袋に入れよう。伸縮式はスライドさせてコンパクトにする。使用後は水分を拭き取り、泥を落としてから収納すると長持ちする。特にスチール製は錆びやすいので、乾燥させてからしまおう。

まとめ
タープポール選びのポイントは、高さ(長さ)と太さをメインポールとサブポールで使い分けることだ。
メインポールは太さ25mm以上、長さ240〜280cmを目安に強度重視で選ぶ。サブポールは太さ16〜19mm、長さ180〜200cmで軽量性を重視して選ぶのがおすすめだ。
素材はコスパ重視ならアルミ、強度重視ならスチール。初心者はまずアルミの25mmメインポールから始めるのが間違いない選択だ。
安価なタープの付属ポールで満足できなくなったら、ぜひ別売りのしっかりしたポールに替えてみてほしい。タープの安定感と設営の快適さが劇的に変わるはずだ。
参考:CAMP HACK – タープポールおすすめ、Ryucamp – タープポールの太さ・長さおすすめ、BE-PAL – タープポールの選び方
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