大人数でキャンプに行くとき、ヘキサタープだとちょっと手狭に感じることがある。そんなときに頼りになるのがレクタタープだ。長方形のシンプルな形状で、広い日陰スペースを確保でき、グループキャンプやファミリーキャンプにぴったりのアイテムになる。
この記事では、レクタタープの特徴やメリット・デメリット、選び方のポイント、設営のコツまでまとめて解説していく。

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レクタタープとは
レクタタープは「レクタングル(長方形)」の名前の通り、四角い形をしたタープのこと。ヘキサタープ(六角形)やウイングタープ(菱形)と比べて、有効面積が広く、大人数でも広々と使えるのが特徴だ。
基本的にはメインポール2本+サブポール4〜6本で設営する。ポールの本数が多い分、設営にやや手間がかかるが、その分アレンジの自由度が高い。
レクタタープのメリット
メリット1:広い有効面積
レクタタープ最大の魅力は、なんと言っても面積の広さだ。同サイズのヘキサタープと比べると、日陰になる有効面積が約1.3〜1.5倍になる。テーブルやチェアを並べても余裕があり、大人数でくつろげるリビングスペースが作れる。
ファミリーやグループなら5×4m以上のサイズがおすすめだ。大人6〜8人がテーブルを囲んでも十分なスペースが確保できる。
メリット2:アレンジの自由度が高い
四角い形状のため、ポールの高さや位置を変えることで多彩なアレンジが可能だ。片側を低くして風よけや目隠しにしたり、全面を高く上げて開放感を出したり、状況に応じて形を変えられる。
メリット3:雨天時の排水がしやすい
長方形のシンプルな形なので、片側を低くするだけで雨水の流れ道を簡単に作れる。ヘキサタープだと水の溜まるポイントができやすいが、レクタタープは傾斜のコントロールがしやすい。

レクタタープのデメリット
デメリット1:設営にポールが多く必要
ヘキサタープは基本2本のポールで張れるが、レクタタープは最低でもメインポール2本+サブポール2〜4本が必要。初心者には設営のハードルがやや高い。ただし、手順さえ覚えれば問題なく張れるようになる。
デメリット2:風の影響を受けやすい
面積が広い分、風を受ける面が大きくなる。強風時にはタープが煽られやすいので、ペグやロープの強度には気を配りたい。風の強い日はサブポールの高さを低めにして風の抵抗を減らすと良い。
デメリット3:重量とかさばりがある
大型になるほど生地の面積が増え、重量も増す。バイクキャンプや徒歩キャンプには不向きだ。オートキャンプ前提のアイテムと考えよう。
レクタタープの選び方【5つのポイント】
ポイント1:サイズは人数に合わせる
- ソロ〜2人:3×3m程度。コンパクトで設営も楽
- 3〜4人(ファミリー):4×3.5m程度。テーブルとチェアが収まるサイズ
- 5〜8人(グループ):5×4m以上。大きなテーブルを囲んでも余裕がある
- 10人以上(大型グループ):6×5m以上。複数テーブルの配置も可能
ポイント2:素材を選ぶ
- ポリエステル:軽量で乾きが早く、コスパも良い。雨に強いが遮光性は低め
- TC素材(ポリコットン):遮光性が高く、影が濃い。焚き火の火の粉にも強い。ただし重くて乾きにくい
- ナイロン:非常に軽量で強度も高い。価格はやや高め
グループキャンプでは日差しをしっかり遮りたいので、遮光性の高いTC素材がおすすめ。ただし重量が増えるので、車の積載量と相談しよう。
ポイント3:耐水圧は1,500mm以上
雨対策を考えるなら、耐水圧は1,500mm以上あれば通常の雨には対応できる。大雨が予想される場合は2,000mm以上あると安心だ。
ポイント4:UVカット率をチェック
夏場のキャンプでは紫外線対策も重要だ。UVカット率90%以上のモデルを選べば、タープ下での日焼けをかなり防げる。特に子ども連れのキャンプでは、UV対策は欠かせないポイントだ。
ポイント5:ポールの付属有無
レクタタープはポールの本数が多い分、別売りのポールを揃えると費用がかさむ。ポールが付属しているセット商品を選ぶと、追加費用を抑えられる。ただし、付属ポールは強度が低いこともあるので、メインポールだけは太さ25mm以上の頑丈なものに替えておくと安心だ。

レクタタープの設営手順
- 設営場所を決め、風向きと太陽の位置を確認する
- タープを地面に長方形のまま広げる
- メインポール2本の位置を決め、タープの短辺中央にセットする
- メインポールのガイロープをペグダウンする
- メインポールを1本ずつ立ち上げる
- 四隅にサブポールを立てる(高さは状況に応じて調整)
- 全体のロープテンションを調整して完成
二人以上で設営するのが楽だが、一人でも可能。メインポールを片方ずつ仮固定していけば問題ない。
レクタタープ設営のコツ
- メインポールは太さ28mm以上の頑丈なものを使う(タープの重みに耐えるため)
- サブポールの高さを変えることで、日陰の方向を調整できる
- 風向きに合わせて風上側を低くすると、タープが煽られにくくなる
- 雨天時は排水方向を考えて片側を低めに設定する
- 全体のロープテンションを均等にすることで、美しいシルエットに仕上がる
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レクタタープのアレンジ例
開放スタイル(全面オープン)
サブポールをすべて高めにセットして、タープの四隅を持ち上げるスタイル。開放感が抜群で、風通しも良い。天気の良い日やバーベキュー時におすすめだ。
半開放スタイル(片面クローズ)
風上側のサブポールを外して、タープの端を地面に固定する。風よけや目隠しになり、プライベート感が増す。隣のサイトとの間に壁を作りたいときに便利だ。
テント連結スタイル
レクタタープの一辺をテントの入口に被せるように張る方法。タープとテントが一体化したような見た目になり、雨の日でも濡れずにテントから出入りできる。
レクタタープのメンテナンスと長持ちさせるコツ
大型のレクタタープは値段も張るので、しっかりメンテナンスして長く使いたい。以下のポイントを意識しよう。
使用後の乾燥は必須
テントと同様に、タープも使用後は完全に乾燥させてから収納すること。特にTC素材のレクタタープは、濡れたまましまうとカビが生えやすい。帰宅後すぐに広げて乾かす習慣をつけよう。
汚れはこまめに落とす
鳥のフンや樹液などの汚れは、放置すると落ちにくくなる。キャンプ中に気づいたら、濡れた布で早めに拭き取ろう。帰宅後に中性洗剤を薄めた水で拭き上げると、生地の劣化を防げる。
保管は風通しの良い場所で
収納袋にぎゅうぎゅうに詰め込まず、通気性のある袋にゆったりと入れて保管するのが理想だ。湿気の少ない場所に置き、定期的に取り出して風を通そう。
レクタタープとスクリーンタープの違い
似たような大型タープとして「スクリーンタープ」がある。両者の違いも押さえておこう。
- レクタタープ:オープンスタイルの屋根。風通しが良く開放的。側面は開いているので虫は入ってくる
- スクリーンタープ:メッシュの壁がついた囲い型。虫が入りにくいが、設営に手間がかかり重量もある
虫対策を重視するならスクリーンタープ、開放感と設営の手軽さを重視するならレクタタープがおすすめだ。
よくある質問(Q&A)
Q. レクタタープとヘキサタープ、初心者にはどちらがおすすめ?
初心者にはヘキサタープがおすすめだ。ポール2本で張れるシンプルな構造で、設営が楽。レクタタープはポール本数が多く設営にやや手間がかかるが、広いスペースが必要な場合は最初からレクタタープを選ぶのもアリだ。
Q. レクタタープは一人でも張れる?
可能だが、メインポールを一人で立てるのはやや大変。最初は二人で設営するのが安心だ。慣れてくれば一人でも30分程度で張れるようになる。
Q. 大型レクタタープは強風に弱い?
面積が広い分、風の影響は受けやすい。強風時はサブポールの高さを下げる、ロープとペグを増やすなどの対策が有効。あまりにも風が強い場合は、タープの設営を見送る判断も大切だ。
Q. グループキャンプで必要なタープのサイズは?
目安としては、参加人数×1平方メートル以上の面積があると快適だ。6人なら5×4m以上、10人なら6×5m以上を目安にすると良い。テーブルやチェアの配置も考慮してサイズを決めよう。

まとめ
レクタタープは、広い有効面積とアレンジの自由度の高さが魅力のタープだ。グループキャンプやファミリーキャンプで、広々としたリビングスペースを確保したい人には最適な選択肢になる。
選び方のポイントは、人数に合ったサイズ選び、素材の違い、そして耐水圧やUVカット率のチェック。ポールは付属品よりも別売りの頑丈なものを用意しておくと安心だ。
設営にはヘキサタープより手間がかかるが、手順を覚えれば問題ない。広いタープの下でみんなでくつろぐ時間は、キャンプの醍醐味だ。
参考:CAMP HACK – レクタタープおすすめ、hinata – 大型タープおすすめ、ハピキャン – レクタタープおすすめ
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