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タープがあれば雨でも日差しでもキャンプを楽しめる
「天気予報は晴れだったのに、急に雨が降ってきた」――キャンプではよくある話です。そんなとき、タープがあれば慌てずに雨をしのぎながらキャンプを続けられます。日差しが強い夏場にも、日よけとして快適なリビングスペースを確保してくれる頼もしい存在です。
タープはテントと比べると地味な印象があるかもしれませんが、実は快適なキャンプサイトを作る上で欠かせないギアのひとつです。しかし、ヘキサ・レクタ・スクリーンなど形状の種類が多く、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、タープの種類ごとの特徴と、キャンプスタイルに合った選び方を詳しく解説します。

タープの種類と特徴を比較
ヘキサタープ
六角形(ヘキサゴン)のタープで、キャンプ場で最もよく見かけるタイプです。2本のポールとロープで設営でき、見た目がおしゃれで写真映えするのが人気の理由です。風を受け流しやすい形状で、開放感があります。
設営には多少のコツが必要ですが、一度覚えてしまえば10〜15分で設営できるようになります。ソロからファミリーまで幅広く対応できるサイズ展開があり、初めてのタープとしてもおすすめです。
レクタタープ
長方形(レクタングル)のタープで、有効面積が最も広いのが特徴です。大人数でのキャンプやグループキャンプには、広い日陰を作れるレクタタープが適しています。ポールの本数や張り方のアレンジで、さまざまな形状に変化させることもできます。
ヘキサタープよりも風の影響を受けやすいため、ペグやロープでしっかり固定することが大切です。設営にはポールが4〜6本必要で、ヘキサタープよりやや手間がかかります。
スクリーンタープ
サイドにメッシュパネルが付いたテント型のタープです。虫の侵入を防ぎながら通気性を確保できるため、夏場のキャンプで虫が苦手な方には心強い味方です。フルクローズにすれば雨風からもしっかり守ってくれます。
テントと連結できるモデルもあり、寝室とリビングをつなげた2ルームスタイルが人気です。ただし、他のタープに比べて重量とサイズが大きく、設営にも時間がかかります。
ワンタッチタープ
フレームを広げるだけで設営できる簡易タープです。設営・撤収がとにかく速いため、デイキャンプや運動会、バーベキューなどのイベントでも活躍します。ただし、風に弱く、宿泊を伴うキャンプにはやや不向きです。
カーサイドタープ
車のサイドやリアゲートに取り付けて使うタープです。吸盤やフックで車体に固定するだけで設営できるため、手軽にリビングスペースを作れます。車中泊との相性が良く、オートキャンプで荷物の積み下ろしが楽になるメリットもあります。
タープ選びで確認したい4つのポイント
1. 使用人数とサイズ
タープのサイズ選びは、使用人数によって大きく変わります。
ソロ〜2人:3m×3m程度
3〜4人:4m×4m程度
5人以上:5m×5m以上
雨天時はタープの下に全員が入ることを想定して、やや大きめを選ぶと安心です。
2. 耐水圧をチェック
タープの耐水圧は、雨にどれだけ耐えられるかを示す数値です。一般的なキャンプ用途なら耐水圧1,000〜1,500mm程度あれば通常の雨には十分対応できます。ただし、大雨や長時間の雨を想定するなら、2,000mm以上のモデルが安心です。
3. UVカット機能
夏のキャンプでは紫外線対策も重要です。UPF50+などのUVカット機能を備えたタープなら、日差しの強い季節でも肌へのダメージを軽減できます。遮光性の高い素材のタープは、日陰の涼しさもワンランク上です。
4. 素材と重量
タープの素材はポリエステルが主流で、軽量で速乾性に優れています。コットン(TC素材)は火の粉に強く焚き火との相性が良いですが、重く、雨を吸って乾きにくいデメリットがあります。テンマクデザインの公式サイトではTC素材のタープが詳しく紹介されています。

タープ設営の基本テクニック
タープの設営は難しそうに見えますが、基本を押さえれば初心者でもきれいに張れます。
設営の手順(ヘキサタープの場合)
1. タープを広げて、2本のメインポールの位置を決めます。風向きに対して斜めにポールを配置すると風を受け流しやすくなります。
2. メインポール側のロープをペグで固定してから、ポールを立ち上げます。2人で同時に立てるとスムーズです。
3. 残りのサイドロープをペグダウンして、テンションを調整します。シワなくピンと張れたら設営完了です。
4. 雨が予想される場合は、タープの一方を低くして傾斜をつけ、水が流れる方向を作っておきましょう。水たまりができるとタープが重みで崩壊する危険があります。
・強風時はタープの設営を控えるか、ポールの高さを下げて風の影響を減らす
・ペグは地面にしっかり打ち込み、抜けないことを確認する
・タープの下で焚き火をする場合は、火の粉が届かない高さを確保する
コールマンの公式サイトでは、タープの設営方法が動画で紹介されており、初心者の方にも分かりやすいです。
タープの価格帯と選び方の目安
タープは種類や素材によって価格が大きく変わります。予算に合わせた選び方を知っておきましょう。
5,000円以下のエントリーモデル
ポリエステル製のヘキサタープが中心です。デイキャンプや年数回のキャンプなら十分な性能があります。付属のペグやロープの品質がやや劣ることがあるため、別途しっかりしたペグを揃えると安心です。
10,000〜25,000円の中価格帯
有名ブランドのスタンダードモデルが揃う価格帯です。耐水圧や縫製の品質がしっかりしており、急な雨でも安心して使えるモデルが中心です。TC素材のタープもこの価格帯から選べるようになります。定期的にキャンプをする方にはこの価格帯がおすすめです。
25,000円以上のハイエンドモデル
大型のレクタタープやスクリーンタープ、高品質なTC素材のモデルが該当します。素材や縫製にこだわったモデルは耐久性が高く、長年使い続けられます。
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タープの張り方アレンジで快適さをアップ
タープの魅力は、張り方を変えることで用途や天候に対応できる点にあります。基本の張り方以外にも覚えておくと便利なアレンジをいくつか紹介します。
片側を下げて風よけにする
風の吹く方向のポールを短くして、片側を地面近くまで下げると風よけになります。寒い季節や風の強い日には、この張り方で体感温度がかなり変わります。
テントに連結して前室を作る
テントの入り口にタープを被せるように張ると、靴の脱ぎ履きや荷物の仮置きができる前室スペースが生まれます。雨の日でもテント内を濡らさずに出入りできて便利です。
低く張って秘密基地スタイル
ポールの高さを120〜150cm程度に低くして張ると、包まれるような空間が生まれてプライベート感が増します。ソロキャンプで焚き火を楽しむときにはこのスタイルが人気です。ただし、立ち上がれない高さなので動線には工夫が必要です。
よくある質問
Q. テントがあればタープは不要ですか?
テントだけでもキャンプはできますが、タープがあるとリビングスペースが生まれ、快適さが大幅に向上します。雨の日に外で過ごせるのはタープがあってこそです。特にファミリーキャンプでは、テント+タープの組み合わせが定番です。
Q. タープの下でバーベキューをしても大丈夫ですか?
ポリエステル素材のタープの下での火の使用は、穴が開くリスクがあるため推奨されません。TC素材(ポリコットン)のタープなら火の粉に強いため、タープの下での調理がしやすいです。ただし、完全に燃えないわけではないため、十分な距離は確保してください。
Q. タープのカビを防ぐにはどうすればいいですか?
使用後は必ず乾燥させてから収納してください。キャンプ場で乾かしきれない場合は、帰宅後に広げて干しましょう。濡れたまま収納袋に入れると数日でカビが発生することがあります。

タープと一緒に揃えたいアイテム
タープを快適に使うために、以下の周辺アイテムも揃えておくと便利です。
ペグとペグハンマー
タープに付属のペグは細くて短いことが多く、硬い地面では曲がったり抜けたりすることがあります。鍛造ペグやチタンペグに買い替えると、どんな地面でもしっかり固定できて安心です。ペグハンマーも手持ちの石やゴム槌より専用品の方が打ちやすく、設営効率が格段にアップします。
ガイロープとカラビナ
追加のロープやカラビナがあると、タープの張り方のバリエーションが広がります。ランタンを吊るしたり、洗い物を干すラインにしたりと、使い道は多いです。反射材入りのロープは夜間の視認性が高く、つまずき防止にも役立ちます。
ポールの予備
タープのポールが折れたり曲がったりすると設営ができなくなります。予備のポールを1本持っておくと、万が一のときにも対応できます。サブポールとしてタープの端を持ち上げ、有効面積を広げる使い方もできます。
まとめ
タープ選びは、形状(ヘキサ・レクタ・スクリーンなど)、サイズ(使用人数)、素材(ポリエステル・TC)、耐水圧の4つを軸に判断しましょう。初心者にはヘキサタープが設営しやすくバランスが良いのでおすすめです。
焚き火をタープの近くで楽しみたいならTC素材を、虫が苦手ならスクリーンタープを検討してください。使用後の乾燥を忘れずに行えば、タープは何シーズンも活躍してくれる長持ちギアです。
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